2014 夏 関東はしっこツーリング - 6日目

今日は久しぶりにベッドの上で目覚めました。
晩酌こそしましたが、上質な日本酒でしたので目覚めもスッキリです。

しかし外からは雨音が聞こえてます…
この日はツーリングの中で最もキツイ一日なだけに、気分は憂鬱です。



どんよりとした空模様。目的地はあの山の向こうです。


素敵なユースでございました…
またお邪魔したいです!

パラパラと雨が降る中スタートです。
まずは湯檜曽駅の方へ登っていきます。
本来なら一ノ倉沢を見に行く予定でしたが、天候を考えて今回はパス。


…のハズが、曲がるところを見落として土合駅まで来てしまいました!
個人的には嬉しいミスです。
堤真一が主演の映画「クライマーズ・ハイ」が大好きで、序盤で登場したこの駅が非常に印象に残っており、一度は訪れたい駅でありました。
いつか電車で来て、あの階段と通路を歩いてみたいものです。

ここまで来てしまってはしょうがないので、予定していた一ノ倉沢へ行くことに。
谷川岳へ向かっていきます。

ロープウェーを超えると、どんどんと景観が険しくなっていきます。横目に見える雲海がダイナミックでした。


やってきました一ノ倉沢!しかし残念ながら厚い雲がかかっていました…
山肌ぞいに畝る雪の裾が、チラリとみえた程度でした。
こんな天候ですが、近くには登山の格好をした方々が数名いて驚き。

一通り雰囲気を味わって、すぐに湯檜曽まで降り、曲がるはずだった道に入っていきます。
川沿いに淡々とヒルクライム。隣には、地元で見るものとは似てつかない、細い利根川が流れています。
予定としては、利根川の源流となるダムを目指し奥利根に入り込むつもりでした。
しかしこちらも、天候と、先程の思わぬミスでやや時間をとられたのを考えてパスすることに。

こちらも利根川を造るダムの一つ、奈良俣ダム。凄く大きくてカメラに収まりません!
ここまでそこそこ急なアップダウンが続いており、小休止しました。

今後の天候を調べるy0my。すると、予報では暫く安定しそうな雰囲気。
ここから数km前に諦めた、本来の目的であったダムへ通ずる分かれ道が、頭をよぎります。
折角ここまで来たし、時間もまだ9時前。

さっきのところに戻って、更に奥に行ってみないか?と提案しました。
不安が無かったといえば嘘になりますが、リスクよりも興味が。

y0myと一緒に、勢いでUターンを決意。
アップタウンこそあれ、距離は往復で15~20km程度でした。

2度の予定変更を経て、利根川源流の最深部、「矢木沢ダム」に到着しました!
雨脚は強まってましたが、心は達成感に包まれます。
y0myにとっては、前回奥利根ツーリングに挑戦した時に諦めていたのもあって、喜びもひとしおのようでした。


デカァァァァァァァァァイ 説明不要ッ!!
大きな建造物にはロマンがあります!

個人的に感動したのはここ。矢木沢ダムは水力発電所でもあります。
電力の出発点ですよ!!!三相交流の!!!すごい!!!
ここから超高電変圧→高→中→配電→電信柱と辿って我々のコンセントまで運ばれるわけです!!!

中にあった展示を見学。
ここから海までの利根川の流れの模型です。日本の電力インフラもすごいですが、自然もすごい。


来た道を戻って先へ。雨はすっかり本降りです。
トンネルで雨をやり過ごす。この後は峠が一つ待っていますが、身体がかなり冷えている事に気が付きます。
結構年季が入った雨具なもんで、撥水効果が0に等しく、水を吸っていました。
身体を守るはずの雨具から体温を奪われるという本末転倒な始末。

奥利根ゆけむり街道を進み、坤六峠に到着。
やけに疲れたヒルクライムでした。ペダルを踏むのも、サドルから腰を上げるのもただただ辛い。

ペースがゆっくりなうえに雨も重なり、体温は上がってないまま、下りに入ります。

水をたっぷり含んだ雨具が、風と合わさって猛烈に体温を奪っていきます。
手足の指先から、脚、肩、腕と震えるようになり、奥歯がカタカタ鳴っていたのを覚えています。
首の皮一枚繋がってるか否かの集中力で、ウェットな路面に対応しながら下っていきます。

片品村を下った先にあるコンビニへ。
真冬の日の出ランを思わせる寒さです。雨具も役に立たない。完全に心が折れていました。

ひとまずカップラーメンを食べ、暖かい物で腹から体温を上げていきます。
無いよりマシだろうと、本来ならタブーであるビニール雨合羽を購入。

長い休憩のお陰で、ある程度はコンディションが戻ってきました。
この後は、栃木との県境にある峠を一つ超えれば、宿まで下って終了です。


山道の県道から国道になり、少々交通量も増えました。
相変わらずの寒さに加え、登りと車。脚よりも精神を削られていきます。


気力を振り絞り、本日最後の峠「金精峠」を何とか登り切りました。
まだ宿まで30km弱ありますが、ずっと下りということで気持ちは大分楽になりました。
しかし、一度緊張の糸が緩むと逆に危ないのも事実。
この後は戦場ヶ原→中禅寺湖を通り、雨のいろは坂ダウンヒル。コンディションは最悪で、気持ちを引き締め安全運転。

日光市街に着いたころには、日は落ちてすっかり夜に。
宿の主人のご好意で、到着後すぐに、お風呂と乾燥機を使わせていただきました。
この日入った風呂は人生で1,2を争う気持ち良さでした…
体の芯から温まって、緊張が一気にゆるみました。同時に、今日の疲れをドッと感じ、猛烈な眠気が襲ってきました。

お店が閉まるのが早いので、着替えだけ済ませて先に夕飯を。

肉と炭水化物が足りない気がしたので、駅前のお店でステーキ丼を注文。

宿に戻り、色々と後始末をと思ったら、ここでサイコンが壊れている事に気が付きました。
この雨の中だしまぁ仕方ないか…とtwitterで報告。

この後、気がついたら朝でした。

twitterに投稿後、布団に横になったらそのまま寝落ちしてしまっていたようです。
y0my曰く、「まるで死んだように寝てた」とのこと。
雨で濡れた物などもそのまま…相当疲れていたようですね…
事実、ここまで精神的にも肉体的にも追い込まれたのは久しぶりでした。初めて自転車でツーリングした、大学1年のGW合宿を思い出しましたね。

何はともあれ、予定していた全ルートを踏破し、事故なく宿まで辿りつけて良かったです。

明日は実質ツーリングの最終日。福島へ向かいます!


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